こんにちは、ドラマーのYOHEIです。
リレーコラムも3回目の順番になりました!
今回はシンバルについて
シャーーンと鳴らす"アレ"です。
この丸い金属のセットです。
主に、真鍮、銅、銀、錫、亜鉛などの合金から作られています。
作り方は大きくか分けて2つ
・金属を溶かして塊にした物を、シンバル職人が一つ一つ丁寧にハンマーで叩き伸ばし形成して作る方法。こちらは職人が作る為完成までに時間がかかりますが、ハンドハンマリング特有の深みのあるサウンドが特徴です。
・一枚の金属のシートを丸いシンバルの形にくり抜いて作る方法。量産が可能で、安価で購入できるのが特徴です。
ドラムセットにおけるシンバルにはそれぞれ役割がある
ドラムセットでのシンバルは大きく4種類に分けることができます。
クラッシュ シンバル
左16インチ、右18インチ
主にアクセントに使われます。薄めで16~18インチのサイズが多く《シャ~ン》とサスティーンの音程は高めで音の立ち上がりも早く、余韻が短いのが特徴です。
ドラムセットの中で高い位置にセッティングされることが多いです。
ライド シンバル
主にリズムを刻む時に使われます。厚めで20インチのものが多くシンバルの真ん中と縁の間をスティックの先で叩きます。
《チーン》と硬く粒立ちの良い音色が特徴です。
またライドシンバルはカップ(真ん中の丸い部分)を叩いて《キーン》と言う音色を鳴らすこともあます。
ハイハット シンバル
主にリズムを刻む時に使われます。薄めで14インチのものが多く、二枚一組でシンバルを合わせハイハットスタンドと言う専用のスタンドを使って演奏されます。
ハイハットスタンドは左足で閉じたり開けたり操作ができ、ドラムセットの中で唯一音の長さを調整する事ができます。
閉じた状態で叩くと《チッ》と余韻の短い歯切れの良い音色になり開けた状態で叩くと《シャーーン》と二枚のシンバルが鳴ります。
エフェクト シンバル
特殊な形をしたシンバルです。
エフェクトシンバルは今や何でもアリになって来ている気がします笑
最もオーソドックスなチャイナシンバルはシンバルの縁が反り返っています。
穴が空いていたり、10インチととても小さかったり…六角形だったり…グルグルと渦を巻くように切られて蚊取り線香のようになっているシンバルまで最近では存在します。
また割れたシンバルをそのままエフェクトシンバルとして使ったり、重ねて使ったりと、ドラマーのアイデア一つで捨てる
はずのシンバルもエフェクトシンバルになります。
シンバルの歴史は古く諸説ありますが、宗教儀式や、軍楽隊、祭典などで使われ始めたのが起源と言われています。
シンバルメーカーとして最も古いメーカーは400年程前から存在するとか…
今ではメーカーも数えきれないほどに増え、近年ではガレージメーカーも増え、シンバルの種類は更に細分化され、その時代の音楽ジャンルに特化したシンバルが毎年のように造られています。
シンバルのみのドラムセットを演奏するテリーボジオ氏のちょっと面白い動画を発見したので良かったら観てみて下さい!笑
(La Boite Noire du Musicienさんの動画より引用)
いやー、シンバルは奥が深いです・・・
次回はタムタムについて書きますね☆