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【奈々コラム】ラテンパーカッション vol.2

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パーカッションとドラムの講師 篠奈々子です。
第2回奈々コラム、今回も主にキューバで使われるラテンパーカッションについてご紹介します!
きっとラテンを聴いたことがなくても、知ってる楽器が出てくると思いますよ~♪♪♪

◎ギロ

くびれのないヒョウタンの中身をくり抜き、外側に作られた刻み目を棒でこすったり叩いたりして、一定のリズムを作ります。グイロ、ともいいます。演奏するときはヒョウタンを立たせた状態で片手で持ち、もう片方の手で棒を持ちます。

基本的なリズムは4分音符1つと8分音符2つの繰り返しです。棒を上下に動かして4分音符の時は擦る音がメインで、8分音符の時は擦らず叩きます。(テンポにより1拍めの裏で擦る場合もあります)

「ギィーチッチッ」って感じの音です。
もうこのギロの音が聴こえるだけで、いっきにその場がラテンな雰囲気になります!

◎マラカス

これはラテン楽器の中でトップクラスで認知度が高いんじゃないでしょうか!
元々はマラカという木の実を乾燥させ、中をくり抜き種子や小石を入れて柄をつけたものです。両手に持ち、それぞれを振って音を出すので「マラカ」が複数形になり「マラカス」と呼ばれています。
現在では木製のものや、合成樹脂製のものがあります。合成樹脂製は安価なのでカラオケなどでもよく見ますよね♪♪♪
私もカラオケで常備されてるのを振ったことがあります。笑
一見、子供でも大人でも誰がやってもすぐ音が出るので簡単に見えますが、実は技術が必要なとても奥深い楽器なんですよ~!

◎クラベス

これを!これをなくしては!ラテン音楽では大変重要な楽器です!
見た目は日本の拍子木に似てますが叩き方は違います。
両手に持ちますが、片手は手のひらを軽く丸めクラベスと手の間に空洞をつくり、その乗せてるクラベスにもう片手に持った1本を打ちつけます。なので片方はスティックのような扱いなのです。
ラテンにおけるこのクラベスの役割は、キューバ音楽では最も基本となる2小節単位のリズム「クラーベ」を叩くことです。

【豆知識】
「クラーベ」とはスペイン語で「鍵」の意味です。キューバのラテン音楽にはこのクラーベがどのぐらい重要なのかが伝わりますね!

今回紹介した3つのパーカッションも、前回と同様でサルサなどラテン音楽に使われる楽器です。
ギロ、マラカス、クラベスは前回紹介したコンガやボンゴ、ティンバレスよりも手を出しやすいパーカッションなのでぜひ興味が湧いたら触って見てください~♪♪♪

次回はラテン音楽について書きます!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

第1回 奈々子コラム(ラテンパーカッションについて)

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