こんにちは!
パーカッションとドラムの講師、篠奈々子です。
今までキューバ楽器やクラーベ、ラテン音楽の定義について書いて来ましたが、今回の奈々コラムVol.5はブラジル楽器を紹介しようと思います!
キューバと違ったどんな楽器が出てくるのでしょう‥‥?
◎カイシャ(Caixa)
カイシャはサンバなどで使用されるブラジルの打楽器です。
ポピュラー音楽の演奏に使われるドラムのスネアとよく似ています。
カイシャには、タロール(Tarol)やカイシャ・ジ・ゲーハ(Caixa de Guerra)、マラカシェッタ(Malacacheta)という種類があり、全部を総称したものをカイシャと呼んでいます。
基本的には肩から紐でつるして、カイシャ専用のスティック(バケッタ)を使って演奏するスタイルです。(けど日本ではドラムスティックを使って叩く場合が多いです)
上下両面にナイロン製のヘッドが張ってあり、裏面にはスネアドラムと同じく響き線(スナッピー)がついています!
◎スルド(Surdo)
スルドも、主にサンバなどのブラジル音楽全般で使われる打楽器です。
ドラムセットのバスドラムとよく似ていて、サンバでは低音のリズムを担当します。
筒状の大太鼓で、上下に皮革やナイロン、または合成皮革が使われてます。
スルドも身体に吊るして、片手でミュートしたりしてマレットで演奏するスタイルです。
スルドにはいろんな大きさがあり、もともとは18インチのことをスルドと呼んでいました。小さなものは16インチから大きなものは、26インチなど様々なサイズがあります。
◎へピニキ(Repiniqu)
へピニキも、サンバなどで演奏する打楽器です。
一般的にへピニキと呼ばれてますが、本来はへピーキという名前なんだそうです。
10~12インチの胴にナイロン製のヘッドを張り、高めにチューニングした両面太鼓です。
もう音は「カンカン!」って感じです笑
基本的には片手でスティック(バケッタ)で叩きもう一方の手で(ほぼ指)たたきます。
サンバの打楽器合奏ではリーダーの役目を果たすポジションで、ソロをとったり合図を出したり、活躍する機会の多い花形楽器なのです。
主に、サンバなど使われてるブラジル楽器を3つ紹介をしました。
基本的にサンバで演奏しながら動いたりするために紐でつるしたり、手に持ったまま動ける楽器になっていますね♪
次回も、ブラジル楽器について書こうと思います٩( ᐛ )و
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!